Louvre

「レースを編む女」

​24x21cm

1669年 油彩 板にカンヴァス

ヨハネス・フェルメール 1632~1675

縦30センチにも満たないこの小品を、ルノワールは「世界でもっとも美しい絵画」と称賛した。室内の日常作業を描くことを好んだフェルメールの、晩年の傑作である。
デルフトのおそらく裕福な家庭の若い女性が、前かがみになってレース編みに没頭している。その指先の緊張感とは裏腹に、前景のクッション(道具入れ)は抽象的に描かれ、絶妙な奥行きを生んでいる。左脇に置かれた聖書は、明るい色彩の作品に道徳観をにじませる小道具だ。光の反射やハイライト部分などは、明るい絵の具の点描によって表現されているが、これは「ポワンティエ(点綴技法)」と呼ばれ、フェルメール作品の大きな特徴の1つである。

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