Louvre

「レカミエ夫人」 

174x244cm

1800年 油彩 カンヴァス

​ジャック=ルイ・ダヴィッド 

1748~1825

当時、社交界の花とうたわれたレカミエ夫人は、奔放で気まぐれな女性であったらしい。ダヴイッドは、そんな彼女に古代ギリシャ風の白い衣装を着せ、清らかで楚々とした肖像画に仕上げた。
「新古典主義のヴィーナス」とも呼ばれる本作は、フランス新古典主義の指導者的存在であった、ダヴイッドの理想がよく表されている作品である。独特のポーズは、アングルの「グラン・オダリスク」にも影響を与えたとされる。
この絵を描いた4年後、ダヴイッドは皇帝の首席画家となった。
この作品はレカミエ夫人の希望でダヴィッドが描いたものだが、途中二人の意見が合わずダヴィッドは製作を拒否してしまった。レカミエ夫人は自分の黒髪を自慢にしていたのだがダヴィッドは背景の都合上、褐色に描いてしまったのだ。
しかし、未完成であるがゆえに異例な魅力を放っているように思える。
左のランプは弟子のアングルが描き加えたもの。

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