ORSAY

「クリスタルガラスの花瓶に入れた花」

56x35.5cm

1882年 油彩 カンヴァス 

エドゥワール・マネ 

1832~1883

晩年、進行する左足の病のために、マネはパリの街を歩くことができなくなった。そんな彼を女性たちと同じくらいに慰めたのが、友人からの見舞いの花々である。
美しい器にざっくりと生けたその花々を油彩の小品に措きながら、画家は最後の日々を送った。指先にあまり力を込められず、筆を払うようにして措かれたと思われる花々は、病身の画家にとっては皮肉なことに、いっそう生気にあふれている。ガラスの器に乱反射する光は、絵画の新時代を切り開いたこの画家が放つ、最後の光空である。

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