Louvre

「岩窟の聖母」 

199x122cm

1483年 油彩 板

​レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452~1519

  ヘロデ王の虐殺から逃れ、暗い洞穴に身を潜める聖母子の一行。ミラノのサン・フランチェスコ・グランデ教会の祭壇画として描かれたものだ。画面中央が聖母、右側の幼子イエスに寄り添うのは大天使ガブリエル、左側の幼子は洗礼者ヨハネだといわれている。ピラミッド型に配置された人物たちは構図の安定感をもたらしつつ、その手の指し示す方向、交差する視線は暗喩に満ちている。謎めいた世界を際立たせるのは、微妙な陰影のコントラストだ。なお、ほぼ同じ構図でルーヴル美術館のものよりもあとに描かれた「岩窟の聖母」が、ロンドン・ナショナル・ギャラリーにある。

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